天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

だって、あの沖田さんがだよ?


お団子20本頼んで、まだ5本しか食べてない!


これってやっぱ……調子悪い?


てか、労咳の前兆?


「沖田さん、体調悪い?」


「くすっ、おかしなことを聞くんですね。俺のどこが悪いんですか」


「だって、お団子そんなに食べてないじゃんか」


「これは…持って帰ろうかと…」


「…俺には嘘つかないで」


食べてないと指摘したとき、沖田さんは目をそらした。


「……はぁ。全く、翼鬼ちゃんにはかないませんね」


困ったように笑う、沖田さん。


「最近、咳出る?」


「いえ、出ませんよ。今日は…ただ寝不足で」


寝不足?


「嘘だ。同じ時間に寝たじゃんか」


「あれから起きたんですよ。…土方さんに呼ばれて、手伝いをしていたんです」


…珍しいこともあるもんだな。


土方さんの手伝いなんて。


「…あんまり無理しないでよ?」


「大丈夫ですよ」


「…じゃあ、俺…昨日の夜、一人で…」


あの暗闇に、一人で…いた?


「愛がいました。だから、大丈夫だと思って」


そっか…愛がいたんだった。


ん、ちょっと待て。


「俺が暗闇ダメなこと知ってんの?」


「はい。愛たちに教えてもらいました!」


何故そんな嬉しそうなんだ…。