天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

あ、そっか、呉服屋か。


だから…あたしが女だって…。


「お千代ちゃん…話が、あるんだ」


天鬼が、真剣な表情で話しはじめた。


ここに、いないほうがいい。


「沖田さん、甘味処行こう?」


「そうですね…。では、また」


あたしたちはその場から近い甘味処に入った。


一応、危険がないかどうか…監視する目的で。


「お団子20本下さい」


「へい!」


…二人なんだけど?


「よくそんなに食べれるよね…。いつもよりは少ないけど」


「普通ですよ。…今日は控えめです」


それでかよ…。


ほんと、沖田さんの胃袋見てみたいわ…。


食べ始める沖田さんを、じっと観察する。


…よく食べるなぁ。


おもしろいかも、見てるだけなら。


「…翼鬼ちゃん、食べないんですか?」


ずっと見ているあたしを不思議に思ったのか、聞いてきた。


「んじゃ、食べよっかな」


一本、手にとった。


そこで、あることに気づく。


沖田さん…調子悪いんじゃないか?