天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

♣愛♣

「そろったわね」


あたしは翼鬼の羽のおかげで、今は普通に話している。


「で、なんなんだ、話って」


土方さんが、急かす。


「もちろん、翼鬼と天鬼のことよ」


「あと、お前たちのこともな」


輝が、付け加える。


今、翼鬼たちは二人でいる。


ここには…いない。


「…まずは、二人がやろうとしていることについてよ」


「なんだぁ、二人がやろうとしてることって」


佐之さんが聞いてくる。


「…二人は……歴史を変えようとしている」


「「「「「「「はぁ?」」」」」」」


見事に、声がそろった。


土方さんは…前から聞いていたことだから、何も言わなかった。


「みんなに生きてほしい。だから、若くして散る運命にあるあなたたちを…救いたいと思ってるの」


「若くして…散る」


「じゃあ、俺らはすぐに死ぬのか?」


「すぐにってわけじゃない。…まあ、まずはどうやって死ぬとか、教えたほうがいいのか…?」


…そうね、もうあの二人が歴史を変えると言っている時点で…これから起こることを隠したって意味ないわよね。


「じゃあ……死んでゆく順番に、話をしましょうか」