♢総司♢

翼鬼ちゃんに強いお酒飲ませちゃったから、心配して…翼鬼ちゃんの顔を覗き込んだ。


それが…いけなかった。


「ん…沖田しゃん?」


そう言って翼鬼ちゃんは…


俺に、口づけをした━━。


「どぉしたの?ねぇ…」


翼鬼ちゃんはとろんとした瞳で俺を見上げてくる。


一方俺は……思考停止。


「お、おい総司?大丈夫か?」


土方さんに呼ばれて、我にかえる。


「は、はい…。今、翼鬼ちゃん…」


「お前に口づけしたな」


「ッッ/////」


俺は本当に真っ赤になった。


口づけなんて…したこともされたこともない。


初めて…された。


「おきたしゃん…?」


お酒のせいでか呂律が回っていなくて、頬は桃色で、涙目で見上げてくる翼鬼ちゃん。


ヤバい…可愛すぎる…。


「おきたしゃん、あたし…」


そこまで言って、俺に抱きついてきた。


「~~///」


ほんと…勘弁してください…。


普段も可愛いのに、いつも以上に…可愛い。


「や…?」


お願い…その上目遣いやめて…。


理性が保ちそうになくなってしまう……。