天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

「天鬼~お前も飲めよ!」


佐之さんが、天鬼にお酒を勧める。


…あたしの弟に、なんてもん勧めてくれてんだ!


天鬼にお酒はまだはやい!(←どこの父親だよ(笑))


「ええ~僕まだ二十歳じゃないし…」


「18だろ!?飲めるって~」


「……いいのかな…?」


よくないっ!


未来じゃ、お酒は二十歳から!


体によろしくないんだっつーの!!


「ちょっと飲んでみろよ!」


「わっ、ちょっと佐之さん…!」


佐之さんが、天鬼に無理やりお酒を飲ませた。


「天鬼!大丈夫か!?」


「…ん…」


…なんか、ぼーっとしてる…?


「…佐之さぁーん?俺の弟になにしてくれたのかなぁ?」


「い、いやっ…酒飲ませてやっただけだっ!」


焦っている、佐之さん。


「天鬼、ほら水。飲むだろ…」


あたしは天鬼に水を飲ませようとした…けど。


何故か天鬼が、いきなり抱きついてきた。


……は?