天使の翼を持った鬼~愛よ輝け~

しばらく泣いていた。


涙はいつまで経っても止まらなくて。


人ってこんなに泣けるものなんだと、初めて知った。


「…沖田さん…ありがとう…」


ずっと、抱きしめてくれてた。


「いいえ。…もう、大丈夫ですか?」


「うん」


もう、平気。


「ありがとう、みんな…」


天鬼と愛と輝の前でしか笑えなかったのに。


初めて…笑えた。


「ッッ…////」


ん?なんかみんな顔赤い…?


「大丈夫?風邪?もしかして…寒かったのに、いてくれた!?」


だとしたらどうしよう…。


あたしのせいで風邪ひいた…?


「風邪じゃないから!」


「そうだよ、翼鬼!佐之さんは風邪ひかないんだよ、馬鹿だから」


「天鬼ぃ!なんで俺だけぇ!?」


「だって佐之さんが一番馬鹿そうだから」


「俺馬鹿じゃねぇよ!」


「はいはい。そういうことにしといてあげるよ」


「天鬼!」


また始まった…。