「さぁ、どうだか」

康太は、笑って言った。

私は、靴を履いて「行って来ます」と言って康太と家を出た。

「そう言えば、愛歌毎日それ付けてるな。俺も付けてるし」

康太が言った。

「うん、付けてるよ。だって毎日付けると言ったから。それにこのネックレス気に入てるんだ」

私は、言った。

「そっか。よかった。言っとくけど、俺それ買うの恥ずかしかったんだからな」

康太が言った。

「えっ、恥ずかしかったの?」

「そうだよ。まぁ、愛歌が喜んでくれたから嬉しいけどな」

康太は、シャイだけど勇輝と比べて嬉しい事言ってくれるしいいよね。

「康太、もし私が当たったらどこか連れてってね」

私は、言った。

「ああ、いいぜ。そのかわり、俺が当たったら昼飯おごってもらうからな。忘れるなよ」

「分かってるよ」

康太と話しているとあっと言う間に学校に着いた。

私と康太は、クラス表を見た。

Aから順番に2人の名前を探していく。

あっ、あった。

私と康太は、同じクラスだった。

E組かぁ。

詩織と亜由の名前を探して見た。

残念……

詩織と亜由とは、クラスが離れた。

詩織と亜由は、A組だった。

でも、康太とまた同じクラスになったからよかった。

「ホラ、見ろ。俺と同じクラスだろ。って言う事で明日昼飯おごれよ」

康太が言った。

「うん」

私と康太は、E組に入った。

座席表を見た。

私は、窓際の一番前だった。

康太とは、席が隣じゃないけど斜め後ろ。

だから康太とは、近い。

私は、安心して席に着いた。