異世界カフェ

首が長く、耳が大きな物体が、入ってきた。

「いらっしゃい」

耳からは、巨大なイヤリング。

「こんにちは、キョダ。あたし、太っちゃって」

あたしは、思わずまじまじと彼女(であろう)を見た。

「あれ、こちら、新しい食材?」

あたしを見て言う。

「旨そうですか?」

思わずきいてしまう。

「・・・う~ん。そうでもないわ。そこに座って、マスターのお手伝いをしてた方がいいみたい」