死にぞこないの神【短編】

さらに翌日

朝になるといつも来るはずの男性が来なかったの。
不思議に思っていると昼頃にやって来たわ。
でも、十一人の同じ黒い格好の人達を引き連れていたわね。

いつものぶつぶつが始まるのかしら、憂鬱だわと考えていると今日はちょっと違うみたい。

普段は私の前方に座ってぶつぶつしているのに今日は私を囲うようにして、みんな立っていたわ。

正直、目障りだったの。