翌朝あらかじめさゆりの母親に行くことを伝え、さゆりの家に向かった。 久しぶりに会えると期待しながら歩いていたとき、その道中で奇妙な光景をみた。 はるか先にサラリーマン風の男がこちらに向かってきていた。 何気なくすれ違ったがその時 何かその男に対し違和感を感じた。 鉄のような匂い。 ??? 血?? そうだ、あれは血の匂いだ。 男の身体中から血の匂いがしていた。