ねこは飲み物も買ってくれていたが、俺は淹れたてのコーヒーをどうしても飲みたいので、いつものようにコーヒーメーカーで自分が飲む分だけ淹れた。ねこは、自分で買ってきた野菜ジュースを飲むと言うので。
「ねえ、目玉焼き食べたくなっちゃった」
俺の脇に来てねこがそう言うので、
「冷蔵庫に玉子あるから焼けば? あ、俺の分も頼むよ」
と言ったら、ねこは「え?」という顔をした。
「まさか、“出来ない”とか言わないよな?」
「で、出来るわよ、それくらい……」
ねこはそう言い返したが、なんか怪しい。
俺は棚からフライパンを下ろしてレンジに乗せ、フライ返し、鍋の蓋、サラダオイルなんかを用意してやった。
「よろしく」
「う、うん……。あ、火はどうやって点けるの?」
「ねえ、目玉焼き食べたくなっちゃった」
俺の脇に来てねこがそう言うので、
「冷蔵庫に玉子あるから焼けば? あ、俺の分も頼むよ」
と言ったら、ねこは「え?」という顔をした。
「まさか、“出来ない”とか言わないよな?」
「で、出来るわよ、それくらい……」
ねこはそう言い返したが、なんか怪しい。
俺は棚からフライパンを下ろしてレンジに乗せ、フライ返し、鍋の蓋、サラダオイルなんかを用意してやった。
「よろしく」
「う、うん……。あ、火はどうやって点けるの?」



