「そうだ。ネットで調べてみよう」
最近は滅多に電源を入れる事がなくなった旧式のパソコンの前に行き、電源ボタンに指を触れようとしたら、
「ヒロミンよ」
背中からねこの声がした。
「え? なに?」
振り向くと、ねこは機嫌が悪そうな顔で俺を見ていた。
「その子の名前よ。ヒロミンっていうの」
「へえー、でもなんで“ヒロミン”なんだ?」
「名前が宏美(ひろみ)だからでしょ?」
「なるほどなぁ。おまえ、詳しいな?」
「そ、そんな事ないわよ。あの子達は有名だから、みんなそれぐらいは知ってるんじゃない?」
知らなかった俺が変わってるって事かぁ……
最近は滅多に電源を入れる事がなくなった旧式のパソコンの前に行き、電源ボタンに指を触れようとしたら、
「ヒロミンよ」
背中からねこの声がした。
「え? なに?」
振り向くと、ねこは機嫌が悪そうな顔で俺を見ていた。
「その子の名前よ。ヒロミンっていうの」
「へえー、でもなんで“ヒロミン”なんだ?」
「名前が宏美(ひろみ)だからでしょ?」
「なるほどなぁ。おまえ、詳しいな?」
「そ、そんな事ないわよ。あの子達は有名だから、みんなそれぐらいは知ってるんじゃない?」
知らなかった俺が変わってるって事かぁ……



