アイドル拾っちゃいました

 と聞いたら、


「別に……」


 五十嵐京子は、某わがまま女優みたいな言い方をした。


「いかにも私の恋人、みたいな素振りをしてくれるだけで、後は何もしなくていいわ。マイクを向けられても何も喋らないで。ボロが出るから」


「わかった」


 それくらいなら素人の俺でも出来るだろう。


「あなたをなるべくマスコミに晒したくないから、しばらくは軟禁状態になってもらいます」


「軟禁? どこでですか?」


「会社のビル内に部屋を用意させます」


「しばらくって、どのくらいですか?」


「落ち着くまでよ。一週間から10日ぐらいかしら」


「そんなに? 会社は?」


「休んでください」


 簡単に言いやがって……。あ、ダメだ。パーシーとミーが死んじまう。


「やっぱり無理です。家にはネコが2匹いるんで、そんなに空けられませんから」


「ネコ? 後で誰かに連れて来させるわ」


 クソ、強引な女だなぁ。


「もし嫌だと言ったらどうします?」


「ヒロミンはベリーズを抜ける事になるわ」