俺が乗り込み、ドアが閉められるのと同時に車は急発進した。まだちゃんと座ってなかった俺は、その勢いで後部シートに転がってしまったが、その俺の目の前には、黒いストッキングに覆われた女の脚があった。
体を起こして女を見上げると、女も俺を見ていた。30歳ぐらいだろうか。性格はキツそうだが、かなりの美人だ。
「神谷暁さん、ですね?」
女は事務的な口調でそう言った。
「はい。あなたは……?」
女はそれには答えず、携帯を操作して耳に当てた。そして少しして、
「社長、神谷暁さんを確保しました」と言った。
“確保”? 俺は容疑者じゃないっつーの!
「はい、わかりました。それではその隙に、神谷さんを中に入れます」
それで通話は終わったらしい。
「あんたは誰だ?」
「ベリーズのマネージャーよ?」
体を起こして女を見上げると、女も俺を見ていた。30歳ぐらいだろうか。性格はキツそうだが、かなりの美人だ。
「神谷暁さん、ですね?」
女は事務的な口調でそう言った。
「はい。あなたは……?」
女はそれには答えず、携帯を操作して耳に当てた。そして少しして、
「社長、神谷暁さんを確保しました」と言った。
“確保”? 俺は容疑者じゃないっつーの!
「はい、わかりました。それではその隙に、神谷さんを中に入れます」
それで通話は終わったらしい。
「あんたは誰だ?」
「ベリーズのマネージャーよ?」



