なんだかんだで8月の3日になった。



今日は兄の流汰と俺で田舎のおばあちゃん家に行く日だ。





「流汰、星也の事よろしくね?後、おばあちゃんにも」




母さんはおばあちゃんに渡すお土産見たいな袋を渡しながらそう言った。








「俺も忙しいのになぁ」


流汰は軽いため息をついた。







「おばあちゃん、楽しみにしてるんだから文句言わないの!どうせ部活も休んで遊びに行くつもりだったんでしょ?」




流汰は何も言わず、玄関を出て行った。




どうやら図星だったようだ。





「全く…。星也もちゃんと気をつけて行くのよ?宿題もちゃんとやる事!」








「わかってる。行って来ます」