「流汰、全部食うなよ?」 俺はそう言ってシャワーを浴びに行った。 やっぱり夏のシャワーは気持ちが良い。 俺はシャワーを終えた後、シャンプーの匂いを身体に纏わせながら風呂場を後にした。 「星也、早く食わねぇとなくなるぞぉ!」 リビングに入った時、兄は意地悪に微笑みながら俺を見る。 「ちょっと!後2個しかないじゃん!」 俺は皿の上に乗っかったスイカを見た。 流汰め…!