夏休み

「まだ何も起こっていないこの次点で早く鬼達を封印しなくてはいけないよ」







そうだ。何かあってからじゃ遅いんだ。




俺が封印を解いてしまった。

だから俺が封印しなければいけない。





「おばあちゃん、俺、やるよ」



「封印の仕方は簡単。おばあちゃんが書く、封印の紙をあの洞窟に持っていき貼るんだ。そして戻ったら手を一回叩き、封印！と叫べばいいんだ」






「分かった……」






俺は蒼愧達を封印しなきゃ。