だんだんと暗くなっていく。 「さて、始めるとしようか」 蒼愧はそういって俺の手を掴んだ。 その手は冷たかった。 「うん」 そして俺達は洞窟の前まで行った。 その洞窟はとても大きく、何もかもを中に引きずり込む様な圧倒的なものだった。 「う…。ここに…入るのか?」 俺は息を飲んだ。