そうして話しているうち別れ道に着いた。 「じゃあまた夏休み後に!」 「おぅ。またな!」 俺と流牙は別々の道へと歩いて行った。 相変わらず暑い日差しが俺の肌を焦がす。 ミーンミーンとうるさい蝉の声。 俺はただひたすら家路を急いだ。