「ただいまー!」 「お前どこほっつき歩いてたんだよ!」 「あらあら、いらっしゃい。汗だくだね。お風呂入るかい?」 おばあちゃんはニコニコして出迎えてくれた。 「星也本当にどこほっつき歩いてたの?」 俺はさっきあった事をこっそり兄に話した。 「………」 「ね?すごいでしょ?」 俺は自慢げに話を終えると…… 「ぷっ…」 兄は笑いを耐えるかのように下を向いた。 「ぷっはぁはぁはぁっ!」 「…なんだよ」 「お前マジで言ってんの?すげー可笑しい…!」 兄は腹を抱えて笑う。