私も時計を確認すると
確かにあと5分でチャイムが鳴ってしまう。


校門から教室まで3分くらいかかるからかなりギリギリになるだろう。


そんなことを考えていると
「じゃあね妃!!
あ、メールよろしく!!」

と彼はそう言い残して走っていってしまった。


私は少しぽーっとした後
我に返って急いで教室へ向かった。