ーーー翌朝

『おはよ〜』

「おはよ〜なっちゃん」


私は昨日は結局メールをしなかった。

まぁ様子見って感じで?


別に相手もそんなメールなんて待ってないでしょっ。笑


………………

………あれ…?


あそこの校門に立っている男子は………


「…高梨…蓮……?」


「あっ!!きたきた妃ちゃん〜!!待ってたよ〜」


えっ?!
私を待ってたって…?


「な…なんで……?別に待ってなくったって…」

「だって妃ちゃん昨日メールくれなかったじゃん!!俺待ってたんだけど。。。」


うそっ!!
絶対からかわれたと思ってたのに……

あ、今もからかってんのかな?


「昨日はごめんなさい。
ちょっと…忙しくて?」


他の本当は忙しくなんかなかったけど。
まぁある意味悩んで悩んで忙しかったけどね〜。



「ははっ!!なんで疑問形??妃ちゃんて面白いね!てゆか俺嫌われたのかと思ったよっ。」


高梨蓮は顔をくしゃっとして笑った後
ぷーっとすねたような顔をした。


…か…
可愛い……。

不覚にもそう思ってしまった。


なんか昨日はかっこよくてやんちゃなイメージがあったけど
話してみると可愛いイメージだなぁ〜。