蒼君の後ろ姿が見えなくなる。
それでも私は動けなかった。
どんな顔をして戻ればいいのか…それすらわからない。
「…遅い」
声に驚いて振り返ると、そこには見慣れたエプロンが立っていた。
「……すいません……」
「いや。蒼との話が長引いてるんだろうとは思ったけど……気になってな。」
気になって……
それは、蒼君のことが?
それとも、私が?
そんなことを考えてる自分が嫌だ。
「蒼は……?」
「……蒼君…帰りました……。」
「そうか……」
落ちる沈黙が痛い。
涼さんをまっすぐ見ることができない。
何も聞かないでいてくれる。
涼さんの優しさが痛い。
蒼君を傷つけてまで、やっと自分の気持ちに気づいたのに……
「蒼の誤解は解けたのか?」
「……蒼君とは……終わっちゃいました……」
「…そうか」
「はい……」
そう。蒼君とは終わった。
こんな私を好きになってくれた蒼君。
その手をほどいたのは私。
それでも『幸せになれ』。
そう言ってくれた……
でも、どうしたらいいの?
涼さんのことを聞いた今、私はどうしたらいい?
このまままっすぐ、涼さんにだけ気持ちを向けていていいの?
それでも私は動けなかった。
どんな顔をして戻ればいいのか…それすらわからない。
「…遅い」
声に驚いて振り返ると、そこには見慣れたエプロンが立っていた。
「……すいません……」
「いや。蒼との話が長引いてるんだろうとは思ったけど……気になってな。」
気になって……
それは、蒼君のことが?
それとも、私が?
そんなことを考えてる自分が嫌だ。
「蒼は……?」
「……蒼君…帰りました……。」
「そうか……」
落ちる沈黙が痛い。
涼さんをまっすぐ見ることができない。
何も聞かないでいてくれる。
涼さんの優しさが痛い。
蒼君を傷つけてまで、やっと自分の気持ちに気づいたのに……
「蒼の誤解は解けたのか?」
「……蒼君とは……終わっちゃいました……」
「…そうか」
「はい……」
そう。蒼君とは終わった。
こんな私を好きになってくれた蒼君。
その手をほどいたのは私。
それでも『幸せになれ』。
そう言ってくれた……
でも、どうしたらいいの?
涼さんのことを聞いた今、私はどうしたらいい?
このまままっすぐ、涼さんにだけ気持ちを向けていていいの?


