珈琲の香り

今日は涼さんのところに泊まると言う蒼くんとは、駅前で別れた。

タクシーが走り出す寸前まで、「送る!」と言い張ってくれていたけど、家までは歩いて10分。

天気も気分もいいから、歩きたかった。


「は~…楽しかった~」


蒼くんと緊張しないで話せたのって、初めてかもしれない。

いつもちょっとだけ緊張して、ちゃんと目を見て話すことができなかった。

昔、お母さんによく言われたんだよね。

『話すときは相手の目を見て話なさい』って。

でも、蒼くんの目見て話すこと、できなかった。

それが今日はできて、すっごい満足。