珈琲の香り



俺はな、もう二度と誰も好きにならないって決めてた。

風花が忘れられないと思っていたから……

だけどな、お前が現れて、お前を好きになって、喧嘩したりしたけど、お前を知る度にお前に惚れ直して来た。

もう二度と、お前を離したくないと思った。

俺のそばにいて欲しい……




樹…………

俺と結婚してくれ。

知っての通り、口が悪くて、必要なこともあまり言わない。

店のことばかりで、お前には寂しい思いをさせてきた。

だけど、俺はお前といると幸せなんだ。

忙しくても、お前が笑ってくれたら、それで幸せなんだ……





だから………



一生、俺のそばにいてください………





あ………やっぱり泣かせちゃったな………

あとで桜に化粧直してもらえよ。


俺の言いたいことはそれだけ。


さあ、卒業式だろ?

行ってこい。

俺はここで待ってるから……

帰ってきたら、そのときに返事を聞かせてくれ。