珈琲の香り

そんな私の気持ちが分かったのか、やっぱりクスクスと笑いながら、


「いい考えがあるんだよ。

片方は意地っ張りで素直じゃないの。

もう片方は…ちょっと鈍い…かな?

そんな二人に弟からのプレゼント」


そう言いながら、何やらメールまで打ち出して。

何が起こるかわからない私はウロウロとするだけ。


「まあ、悪い方にはいかないと思うから、とりあえず先行ってて。」

「…………うん。じゃあ、あとで………」


後ろ髪が引かれるって、こういうことなのかな?


イタズラを思いついた子供のようにキラキラとした瞳で私を 見つめる蒼くんには勝てなくて。

疑問符がいっぱいの頭のまま駅へと急いだ。