涼さんの言葉が、店内に響く。
鋭く、悲しく……
「す……すまん。つい……」
「いえ……俺こそつい大きな声出してしまって……」
気まずそうに俯く涼さんの手元が、ほんの少しだけ震えてる。
こんな格好、してこなければよかった……
私がこんな格好してきたから、涼さんに辛い思いをさせてしまったんだ……
私が……
そう思うと、すごく辛くて、悲しくて……
この場から逃げ出したくて……
でも、足が動かない。
そんなときだった。
『逃げないで。涼のためにも……』
そうはっきりと聞こえた。
聞いたことのないほど澄んだ、女性の声だった。
風花………さん………?
きっと、風花さんの声だ。
はっきりと聞こえた。
『逃げないで』って……
どういうこと?
涼さんのために、逃げるなって……
そんな風に思っていても、もう風花さんの声は聞こえてこない。
ただ、ひとつだけわかること。
それは、ここから、逃げちゃいけないってこと。
涼さんの手が震えていても、この、どうしようもなく暗い雰囲気でも。
今、この場から逃げたしちゃいけない。
私にできることなんてないのかもしれない。
でも、この場から逃げない。
鋭く、悲しく……
「す……すまん。つい……」
「いえ……俺こそつい大きな声出してしまって……」
気まずそうに俯く涼さんの手元が、ほんの少しだけ震えてる。
こんな格好、してこなければよかった……
私がこんな格好してきたから、涼さんに辛い思いをさせてしまったんだ……
私が……
そう思うと、すごく辛くて、悲しくて……
この場から逃げ出したくて……
でも、足が動かない。
そんなときだった。
『逃げないで。涼のためにも……』
そうはっきりと聞こえた。
聞いたことのないほど澄んだ、女性の声だった。
風花………さん………?
きっと、風花さんの声だ。
はっきりと聞こえた。
『逃げないで』って……
どういうこと?
涼さんのために、逃げるなって……
そんな風に思っていても、もう風花さんの声は聞こえてこない。
ただ、ひとつだけわかること。
それは、ここから、逃げちゃいけないってこと。
涼さんの手が震えていても、この、どうしようもなく暗い雰囲気でも。
今、この場から逃げたしちゃいけない。
私にできることなんてないのかもしれない。
でも、この場から逃げない。


