ねぇ、答えはどこにあるのかな―?




青空は、いつ顔を出すのかな―・・・?






彼の姿が愛おしい、


彼に会いたい、彼に抱きつきたい―。






ガチャ―。


「ただいまー、・・藍・・・?」


私を呼ぶ、彼の声―。


「藍・・?どうした?」






「あい、とくん・・」


「ん?」




「あい、とくん・・この、写真・・。」


私は、幼い頃の私と彼の写っている写真を指差して言った。




「っ・・・、」


彼は写真を見ると、驚いたまま一向に声を発さない。


「あいと、くん・・なんだよね・・・?」


「・・・。」


「ねぇ・・、逢斗くん、なんだよねぇ・・?」


「・・藍・・・。」


彼の「藍」その一言で、そうなのだ。と確信した。