起きた・・・。どうしよ、プレゼント隠さなきゃ・・・。

「ねみちゃん・・・?」

「あっ、お・・・おはよ」

「オレ、寝てたのか。・・・くしゅっ、あー、さみぃ」

「わっ、だいじょうぶ?」

「大丈夫じゃない。ねみちゃん、寒いー」

「えっ・・・」

どうしてかな。初めてじゃないはずなのに、こんなにも心があたたかくなる。私ごと全部、ミューズさんが抱きしめてくれるの。ぎゅうって。

「あれ?」

「えっ?」

「ねみちゃん、それ何?」

ほら。もう何もできなくなる。