たくさん集めたカードがばらばらとこぼれてく。

「あーあ、何やってんの。オレ、そんなにいっぱい渡さなかったよ」

「だって・・・」

「白いからすぐ分かるでしょ?」

ほんとだ。ひとつだけ・・・。

「ミューズさん・・・?」

「うん。はじめまして・・・じゃないな、ようこそ。ねみちゃん」

「はいっ。よろしくお願いします」

私・・・。上手く話せてるみたい。ずっと逃げてたと思ってたのに。男の人と会うと、彼のことを思い出してしまいそうで。

「よかったぁ。知ってる先輩がいて。ねぇ、はる」

あれ?

「お友だち、さっきから固まってるよ。オレ、苦手なタイプかなぁ」