凍りついたのは、どっちだったのかな。私のカラダ、ココロ。でも、あの時と違う。私はただ、ぎゅって・・・。あなたを背中に感じてた。

「クライエント。やめないよね?」

「・・・どうして・・・」

こんなの、だめだよ・・・。

「オレ・・・まだ何もできてない。音楽療法・・・できてないから」

「もういいの・・・私はもう・・・」

救わないで・・・。夢から戻って・・・。

「・・・好きなんだ」

ぼんやりと見えたのは、さっきと別の人。瞳が私を離さない。

「オレ・・・」

また見えなくなる。

「ねみちゃんを愛したい」