目を閉じてみる。なんだかとっても怖い。
どうして・・・いつからだろう。見えないことが怖い。音だけの世界は嫌。助けて・・・自分への叫び。お願い・・・目を開けてみる。だけどもう、誰も私の隣にはいない。
朝の電車の中で、私はひとつのCDを握りしめていた。彼がたったひとつ、私に残してくれたもの。どうしよう・・・どうしたらいい・・・。あれからずっと考えている。
気が付くと、私は見知らぬ駅に立っていた。この頃、何にもやる気が起きないのに、もう一人の私はちゃんと行くべき場所を探してくれているみたいだ。ふっと手もとに目をやった時、私はCDの存在を思い出した。そして、同時に私の目にゴミ箱が映った。捨てる・・・。そうだ、そういう選択肢もあった。と、いうより、そうしなければいけない気がした。そうだよ・・・そうそう・・・捨てよ・・・
「あれ?」
「えっ!?」
カシャッ
私はびっくりして、思わずCDを落としてしまった。どうしよう、壊れちゃった?拾わないと・・・
「やっぱりそうだ」
どうして・・・いつからだろう。見えないことが怖い。音だけの世界は嫌。助けて・・・自分への叫び。お願い・・・目を開けてみる。だけどもう、誰も私の隣にはいない。
朝の電車の中で、私はひとつのCDを握りしめていた。彼がたったひとつ、私に残してくれたもの。どうしよう・・・どうしたらいい・・・。あれからずっと考えている。
気が付くと、私は見知らぬ駅に立っていた。この頃、何にもやる気が起きないのに、もう一人の私はちゃんと行くべき場所を探してくれているみたいだ。ふっと手もとに目をやった時、私はCDの存在を思い出した。そして、同時に私の目にゴミ箱が映った。捨てる・・・。そうだ、そういう選択肢もあった。と、いうより、そうしなければいけない気がした。そうだよ・・・そうそう・・・捨てよ・・・
「あれ?」
「えっ!?」
カシャッ
私はびっくりして、思わずCDを落としてしまった。どうしよう、壊れちゃった?拾わないと・・・
「やっぱりそうだ」

