「ねみちゃん、ほんとにかわいい」

こんなにあたたかい気持ちになったのは、ほんとに・・・。

「ごめん、オレ、学長さんとこ行ってくるわ」

「わかった。また後で」

「じゃあ、ねみちゃん、お姉さんに何でも聞いてね」

「はい。ありがとうございます」

すごく優しくて。もっと話してたくなる。

「お姉さんだって。みゅー、いっつも私のこと妹扱いだもん」

「いいなぁ。親しくしてくださる方ができて、私。ほんとにうれしいです」

「ねみちゃんがいい子だからよっ。仲良くしよね」

「はいっ」

ずっと閉ざしてた心を、開いてくれた。

「葉子さんはミューズさんのマネージャー?」