「ほら。これかぶって」

「わっ」

夏なのに毛布。不思議な組み合わせ。

「孝太、寒くない?」

「うん。オレは目、覚めちゃったからさ。ありがと」

「ほんとに寝ちゃいそう・・・」

「オレ、いるから。おやすみ」

孝太の肩が心地良くて。胸いっぱいで・・・。

「ずっととなりにいるから、おやすみ」