「・・・ごめん・・・はるちゃん、ごめん」

孝太・・・。どんな気持ちだったの・・・。私・・・もう泣かないよ。



 「あたし、怖くなったんだ・・・」

ぎゅっ。ソファーの上で、はるはずっと、私にくっついてた。

「孝太の気持ち・・・どこに持っていけばいいのか、分かんなくて・・・」

「はる・・・」

「だって・・・あたしは・・・あたしは孝太のこと、友だちだと思ってたから。ネミ、ほんとだよ、あたしは・・・」

「うん。分かってるよ」

こんなにもはるを苦しめてしまったのは、孝太のせいじゃない。
・・・私だ。

「あたしが孝太にお願いしたんだ」