「ねぇ」

・・・あれ?どこ行ったんだろ。さっきまで隣にいたのに。私、どうして、さっきと違う服なんだろ。誰も、いない・・・。

「桜田さん?」

美知くん・・・?どうして・・・ここにいるの?

「また泣いたん?大丈夫かぁ?」

迷い込んでたのは、私。この香りは、孝太のソファー。

「吹雪センパーイ、桜田さん起きたでー」

「・・・」

あれ?孝太、いないの?

「あっ、そうや。センパイ、おらへんのやった」

「どこ行ったの?」

「分からん」