「・・・だいじょうぶ。ミューズさんがいてくれるでしょ?」

「ねみ・・・えらいね」

だって、もう私は、ひとりじゃないもの。

「じゃあ、読むね」

ミューズさんが、ゆっくり過去を開いてく。

「音美へ。今日、会えてよかった」

私も・・・会いたかった。

「となりでいつも楽しそうに笑ってくれて、うれしい」

だって、おしゃべりなあなたがいるから。

「でも、今日は、音美に言わなきゃいけないことがあるんだ」

私に・・・?

「・・・もしかしたら、笑ってくれなくなるかな・・・不安です」

怖い・・・。