「金原。んだよ、」
「あんたねー。いい加減にしなさい!どうせあんたが拗ねてる理由は、昼休み初音が春と抱きついてたからでしょう!あれはね、初音が転びそうになって春が助けてくれたのよ!」
おもわず、「は?」と言ってしまった。
だってだって。初音の事が好きでノリで抱きついたりしてるのかと思ったから。
うわーうわー。恥ずかしい人じゃん!
「俺、初音の話ちゃんと聞かないで勝手に拗ねてた。」
「そうよ、初音かわいそー!大好き佐藤にこんな扱いされたらあの子だって傷つくのよ!分かってんの!?」
金原がこれでもかってくらいの形相で怒っている。
当たり前か。大事な友達だもんな。
「ごめん、金原。俺謝る。」
「当たり前でしょ!でも今は初音カラオケ楽しんですから夜に家に行きな!そんで仲直り!分かった!」
金原は、俺のことが嫌い嫌いといいながら、初音のことになるとすごく気にかけてくれる。
初音はいい友達を持ったと思う。
初音の周りはいい子ばかりで、いつも素直になれない初音をフォローしてくれる。
俺が何かした時も、しっかり怒ってアドバイスしてくれる。
「これで初音が喜ぶよ」って。
少し妬けるけど、初音の周りの子のおかげでこんなにうまくいってるといっても
いいくらいだ。
「ありがとうな、金原。」
「いいわよ、別に。でも今度初音になにかしたらホントに狩りに行くわよ。」
「分かってるって!」
「じゃあ、あたしカラオケ戻るから」
「カラオケから来てくれたのか?」
「そうよ、可愛い、初音のためにね。じゃあね。」
「あぁ。じゃあな。」
そう言って俺達わかれた。

