私は自分の席に座る。 もちろん、窓側の一番前。 あの日と同じように外を見る。 桜が咲いていて綺麗。 桜の木の下には、誰もいない。 ……ま、そうだよね。 私の視線は黒板にいく。 高梅、何組だろ。 あー…見てくれば良かった。 いや、あの人だかりに突っ込む勇気は私に御座いません。