[6月4日]

僕とシロだけの楽園。
気分をよくした僕は、クリームパンを買ってあげようとコンビニへ出かけようとした。
しかし、シロが纏まり付いて離れようとしなかった。
シロが外へ行きたいのはわかっていた。
最近は更にそれが増したように思える。
でもシロを外へは出さない。
もしかしたら僕とはぐれて、事故なんかにあってしまうかもしれない。それとも他の誰かに連れ去られてしまうかもしれない。
可愛い可愛いシロの事だ。そんな可能性は充分にある。そしたらシロは、きっと悲しむだろう。
だってシロは僕がいないと駄目なんだから。