家に着き勢いよく部屋を開けると、シロがクリクリした目を更に大きくしてこっちを見た。

 ――見るなっ。僕はシロから目を逸らし、制服を乱暴に脱ぎ捨て駆け足で浴室に向かった。


「うぅっ……」
 頭から被った熱いシャワーと共に、目からはとめどなく涙が溢れ出した。



[6月7日]

もう、イヤだ。
イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ。
死にたい。