今日も先輩は家まで送ってくれた。


 ブーブーブー

 家に入るとあたしのケータイが震えた。


 ケータイは先輩の名前が表示してあった。

 それだけであたしの胸は

 キュンってすること、

 先輩は知ってるのかな…

 
 
 学校で、

 「オレ、お前のアドとか知らない」

 「え?」

 「教えてよ」

 
 言い方がキュンってきた。


 「はい…」

 
 あたしは制服からケータイを取り出して

 先輩に渡した。

 
 その時微かに手が触れて…

 ドキッとした。

 
 
 先輩…

 好きです…

 先輩がとてつもなく好きです…


 言わなくても伝わってればいいのに…


 ってことが学校であったから、

 たった一言「おやすみ」

 っていうメールでも

 あたしにとってはすっごく嬉しい言葉なんだ。

  
 このメール保護しちゃおっかな…♪