付き合ってないのに、

 こういうこと…してもいいの…?

 って思うのに、離して欲しくない…


 「せんぱ…」

 
 上手く息継ぎが出来なくて息が上がり掛けのあたし。

 そのせいで上手く喋れない…。

 あたしは呼吸を落ち着かせる。


 「もう、なにも話さなくていい、

  オレの隣にいれば良いから」

 
 ドキ――

 
 『隣にいればいい』

 
 なんて言葉あたしにはもったいないよ…

 
 嬉しすぎるよ…

 
 先輩への気持ちが溢れてしまいそうになる。