「やっと、ついた。ここが天才陰陽師と呼ばれる安倍晴明がいる都か…」






血まみれの刀を手に私はつぶやいた






「……妖なんて弱い存在を滅するために生まれた陰陽道か」






あざ笑うかのような笑みを浮かべる。






「果たしてその術で私を倒せるかな…?」






フフフと笑っているとベシッと叩かれた。






「い、痛い…!」







「アホなこと言ってねーで早く屋敷に行くぞ」






へ、へい………