重くないから大丈夫だと言ったけど、遠慮がちな雪奈。
俺が、自転車乗っけてく代わりに朝起こしてくれるように言ったら、雪奈はかわいい笑顔でうんと言った。


今までも、何度も雪奈を後ろに乗せてたけど・・・
雪奈が俺の腰に腕を回してくれるのが、すごく嬉しかったんだよな・・・
付き合ってるみたいでさ・・・
あの時間だけは、誰にも邪魔されなかったからな・・・

それが毎日これから続くと思うと、にやけてしまう自分がいたんだ。
ふと隣を見ると、雪奈もにこにこしていて・・・それがものすごく愛おしかった。