「えっ?!ウソ・・・」 それから何も言わずに黙ってしまった雪奈。 そんな雪奈を抱きしめたまま、俺は鈴木の方へ向いた。 「なぁ、鈴木?俺、お前と付き合ったりなんかしてたっけ?何?昨日、俺がお前を抱いた?愛してるって言った?結婚?わけわかんねぇんだけど!」 「・・・・・・」 「なぁ!なんか言えよ!」 そう鈴木のことを怒鳴った俺に聞こえてきた声は・・・ 「やめて!!」 えっ?!雪奈・・・? 「かっちゃん、やめて!鈴木さんのこと責めないで!」 雪奈が俺の腕の中から俺を見上げて言う。