雪奈の様子がおかしくなって、しばらく経った日の放課後。 俺は門脇に呼び出されて屋上にいた。 「話って、何?」 「あのさぁ・・・雪奈ちゃんのことなんだけど・・・」 「何だよ!まだ雪奈に何かするつもりなのか?」 そう言った俺に、首を振って否定した門脇。 「いや、そうじゃなくて・・・ちょっと気になることがあるんだけど・・・雪奈ちゃん、最近おかしくないか?」 「おかしいって何だよ!」 「いや・・・実はさ・・・」