そうして、あたしとかっちゃんと健ちゃんは、いつも3人でいるようになっていった。 中学生になってますますカッコよくなっていってたかっちゃんと、幼稚園の頃の面影が全くないぐらい優しいイケメンになってた健ちゃんは、夏が来る頃には学年1位2位を争うほどのモテ男になっていた。 「ねぇねぇ、須原くんてかっこよくない?」 「え~、あたし三好くんのが好き♪」 「ホントかっこいいよね~♪」 こんな会話があちらこちらで聞こえてくるんだ。