前のベッドを素早く見る そこにはベッドの布団が 荒れていて起きた形跡が しっかり残っていた ……いない 今になって激しく後悔 寝るんじゃなかった… 椅子から起き上がり 背伸びをする 恋次を探しに行かないと 熱があんだけあるのに どこかで倒れなかったらいいけど 「俺はここにいる」 見覚えのある声に振り向く 「恋次!!…君」 恋次は壁によたれかかっていた