side 中西結菜

あたしは懲りずに病室にきていた。

誰?

くんなよ。

そう言われるだけなのに…

来たら思い出してくれるという期待があった。

「こんにちは…」

入っていくとそこには寝てる颯斗くんがいた。

キレイな顔してるなぁ…

なんでこんなまつげ長いんだろう…

女の子みたい…

一人でクスッと笑って颯斗くんの寝顔をみて、
あたしは大事なことを思い出した。